MRがサボり始めると癖になり、リストラになるパターン続出!後悔する前に知ってほしい事
「MRの先輩って昼まで寝てたり、17時には家に居たりしますよね?
新人の僕には考えられません!1日10件は訪問します!!」
僕の知っているサボる先輩は1日中、喫茶店や漫画喫茶で過ごして、それが癖になり、3日/週間のペースでサボっていました。
この先輩は早期退職で辞められましたが、ここまでひどくなくてもサボっている先輩は会社から目を付けられリストラの対象となっています。
僕も一時期、やる気を失くしてしまい、サボり始めた時期がありました。
けど、組織変更で担当部署が変わり、見違えるようにMR活動が楽しくなりました。
僕はこれまでサボっている先輩に対して信じられない!高給取りなのに、なぜ働かないんだ!と言ってきました。
けど、「ひどい事を言ってしまって、本当にごめんなさい」と今は、謝りたいです。
この記事では、今サボっているMRに向けて、僕に起こった変化をご紹介しながら、MRの本当の楽しさを伝えていきたいます。
どうぞ最後までお付き合い頂ければ幸いです。
目次
MRがサボる理由を考えてみた
MRはサボる人が多いと思います。(あくまでも個人的な感覚です)
一度、サボり始めると癖になってしまい、それが当たり前になって、普通に働くことができなくなる人もいると聞きます。
なぜなんでしょう?
自由時間が多い
仕事のマンネリ化
この3つの要素が強いかな?と僕は分析しています。
MRがサボりたくなる理由その①:やらされている感覚が強い
自分がしたいMR活動をできている人は5%もいないんじゃないかな?と思っています。
現在のMR活動って、公競規の縛りがあるので、使用できるスライドが制限されています。
・その中で本社のトップアクションをさせられます。
・営業所のトップアクションをさせられます。
・数か月に1度の数字の詰めをさせられます。
・日報の打ち込みを毎日させられる。
。。。。。
このようにさせられている仕事が多いのが事実です。
そのため自発的な仕事をしている人は5%もいないんじゃないかと思います。
MRがサボりたくなる理由その②:自由時間が多い
MRは直行直帰が基本です。
時間の管理は全て自分が行います。
毎日のスケジュール、お昼の時間、休憩時間、訪問先、、、
だから1日中サボっていても上司は分かりません。
普通のサラリーマンなら「会社へ出社」が求められますが、MRはそれがないため気持ちが弱くなればサボりたくなってきます。
MRがサボりたくなる理由その③:仕事内容がマンネリ化
これが一番の原因だと僕は思っています。
1年目MRも30年目MRも全く同じ仕事です。
昨今、コンプライアンスの関係で使用できるスライドも会社から決められています。
製品メッセージを伝えるスライドにアレンジはありません。
そこで、差別化を行い自社製品を使ってもらうためには、
・インパクトを残そう!と意味わからんロジックに走る人。
・世間話から入りコンタクト強化で、そこから先はお願い処方に走る人。
この2パターンの人が多いです。
その結果、
インパクトを残すために、製品説明会のお弁当をトリッキーな店にする。
コンタクト強化を狙う目的で、先生の趣味を体験してみる。
こんな人が頻発します。
結果、なんの仕事してるんだっけ?と負のサイクルにはまり込んじゃって、面白くない、ツラい、、、、サボろう、、となった多くの人を見てきました。
MRのサボりはクセになる。その時何を考える?
実は僕もサボっていた時期があります。
仕事も一段落して、マンネリ化してきた5年目です。
MRとしては脂がのり始める時期ですね。
その時は大学を担当していたので、(8時:大学訪問)→(10時:営業所)→(12時:大学)→(13時:自宅)→(15時:自宅)→(17時:大学)→(20時:帰宅)
13~15時は自宅でゲームしたりしていました。笑)
「こんな生活でいいんかな?」ってふと考えるんですね。
そこでいつも天秤にかけるのが「高い給料と転職」です。
異業種や他社MRへの転職に心が動いた時期もありました。
その都度、高い給料と現状を考えて僕は動きませんでした。
あのままだったら、今の僕はめちゃくちゃヤバかったと思います。
サボっていたMR時代から仕事が楽しくて仕方がないMRへ
転機は希少疾病領域への異動がキッカケでした。
それまで僕はサボり始めていて、転職を考えるようになっていました。
サボっていた理由は仕事のマンネリ化が一番です。
心機一転仕事を変えたかったのが本音です。
そんな時、「希少疾病領域への異動」がありました。
今までお願い処方しかしてこなかったので、学術ベースの話ができるのか不安でした。
答えは、「そんな不安を忘れるくらい楽しいです」
僕の理想のMR業務。患者さんベースでの話し込み
なぜなら、患者さんの悩みを先生と共有しつつ、提案することができるんです!
対象となる患者さんの数が少ないので、めちゃくちゃ話し込みが重要になってきます。
先生も患者さんの病気に真剣に向き合っています。
MRも患者さんに真剣に向き合います。
だから先生とMRの共通言語が「患者さん」になるんです。
患者さんは生活のどの部分に一番苦労しているのか、ご家族はどう思っているのか?
そのためには自社製品が必要なのか?
他社製品を挟んでから、自社製品が有効なのか?
プライマリー領域では考えられなかった思考です。
一番うれしかった経験。「次のステップにいけました!」
希少疾病担当者時代、めちゃくちゃ嬉しかった経験があるので、公表させて下さい!
この患者さんは小児の患者さんでその病気になり、小学校を満足していけていない状態でした。
先生も凄く苦労していて、僕の担当製品も適応内だったんですが、高額で経済的な問題があって、処方ができない状態でした。
運よく、小児医療補助が全額市から出ることになり、この製品を患者さんに使ってもらったんです。
この薬剤は、看護師や薬剤師の手助けも必要な為外来や薬剤部に説明&フォローをしている時に、ご両親から声をかけられたんです。
「ずっと治療法を模索していて、先生にも相談しながらやってきたんですが、やっと次のステップにいけそうです。ありがとう!」
めちゃくちゃ嬉しかったです。泣きそうになりました!
本来は患者さんと接してはいけないんですが、希少疾病の製品を担当しているとこんな経験ができるんだと思いました。
だからと言ってガムシャラに働いていません
1日に会う先生の数は3~5人くらいです。
アポイントも3日1件くらいのペースなので、そこでしっかり話し込むってイメージです。
プライマリーの時のように1日10人以上は会う!みたいな人数目標はありません。
どれだけ1人の先生としっかり話し込める環境に持っていけるかがキーになります。
だって1人処方獲得するのに、患者さんの情報を知らないとなかなか情報提供できませんからね。
すごく時間の使い方にメリハリがついていて楽しいですよ。
サボっているMRは希少疾病を経験してみると楽しいですよ
僕がサボっている時、考えていたのは「うまくサボること」です。
それは仕事のマンネリ化が原因だと考えていることは書いてきました。
もう一つ考えていたのは、この状況がいつまで続くのか?です。
30代なので、残りMR人生は30年ほどあります。
ずっとサボれるとは思いません。サボれたとしても人生楽しくありません。
こう思い始めて、転職を真剣に考えた時に、希少疾病に異動できたので運が良かったです。
なので、サボることを考え始めた人がいたら、希少疾病に異動する事をおススメします。
MRとしての仕事がこんなにも楽しかったんだと思えます!
けど、、、
すぐには希少疾病の転職は難しい。
そうなんです。直ぐには転職は厳しいです。
なぜなら、MR数も限られているため、需要がプライマリーよりも少ないんです。
だからこそ、ビズリーチへの登録をおススメします。
ビズリーチのポイントは下記の通りです。
無料会員でも情報は手に入れられる
今までの転職サイトとはココが違う!自分の履歴書をみて、各社エージェントから連絡が来る
こんなシステムなのでタイムリーに情報が来ます。
サボりMRが今後30年も続くとは僕は思えません。。。
僕の先輩方がサボっていて、早期退職するようになったのも、先輩も悪かったかもしれませんが、それ以上に会社が社員の思考を停止させたのも原因です。
本来MRは医療に貢献する仕事になので、めちゃくちゃやりがいはあります。
その仕事に楽しさを忘れてしまって、サボっている人があれば、一度希少疾病の領域へ環境を変化させてみてはいかがでしょうか?
以前にビズリーチを使ってみた経験談も書いていますので、気になる方はそちらの記事もチェックしてみてください。
最後に言いたいこと~サボった経験は役に立つ!~
何言ってるんだ!とお叱りを受けそうですが、サボった経験は今後役に立ちます。
それは管理職になった時です!
A営業所は数字の進捗も悪く、万年最下位でした。
ただ上司が交代したのをキッカケに上位に食い込むくらいの数字を残している営業所があります。
上司は何もしていません。
唯一したことは、チームメンバーのモチベーションを上げる努力をした!
チームを1つにまとめるようにした!
まるで夢物語みたいな営業所ですが、
ハリルホジッチ監督から西野監督になってサッカーワールドカップでベスト16まで勝ち進んだ日本代表と同じです。
中田英寿さんがテレビでコメントされていたのですが、
「西野監督は2か月で立て直したと報道されてますが、絶対無理。
選手が覚悟を決めて1つにまとまれたのが最大の勝因」
だと。。。。
サボった経験はサボった原因があります。
それをモチベーションに変えるだけで、チームメンバーは楽しく働きます!
そんな部下にとって最高の上司になれる可能性は秘めてるんです!
一度、希少疾病などの分野にチャレンジして働き方を変えることで視野は広がります。
MRとしての楽しさを再発見できるチャンスを持っているのです!