プライマリー製品を担当するMRあるあるが悲惨すぎる話!結論:早く逃げましょう
今日はプライマリーMRのあるあるが実はヤバすぎる話をしたいと思います。
あくまでも個人的な意見なのですが、いつも横に座ってくれる4年目のMRから相談を受けて、プライマリーMRヤバすぎって思った事を率直に書かせて頂きます。
もしプライマリーMRの方で、この記事を読んで気を悪くした方がいらっしゃればすいません…
ただ定年まで20年以上ある50歳までの人は、真剣に考えて欲しい内容です。
そして、もし…共感してもらえるのであれば…絶対自分の気持ちにウソをつかないでスペシャリティへの転職活動をして欲しいです。
それでは本編をお楽しみください。
目次
ヤバすぎるプライマリーのMRあるある
それでは相談されたヤバすぎるプライマリーMRのあるあるをぶちまけましょう!
「自社医薬品を処方してくれた先生に、処方ありがとうございます!って言ったら、先生は困惑した顔をしたんです…」
ここまで直接的にお礼を言わない下記の場合も同じです。
MR「最近自社製品の発注頻度が高いのですが、先生が新しく処方して頂いたのですか?」
先生「そうだよ、新規の患者さんに処方したよ」
MR「ありがとうございますっ!」
先生「……」
ともに自社製品を処方してくれて嬉しくて、お礼を言っただけです。
なのに先生は困っています…
このプライマリーMRにとって訪問の挨拶言葉は、実はヤバすぎる内容だと個人的に感じています。
それでは一緒に考えていきましょう。
先生が自社製品処方してくれた時を想像してみよう
大前提に先生は自社医薬品の特長をしっかり理解してくれていることとします。
そして、現在プライマリーの代表格の糖尿病分野を想像してみましょう。
【診察室】
先生 「最近どうですか?」
患者 「特にかわりはないですよ」
先生 「(検査値の数値を見ながら)最近HbA1cが上がってきましたよね…どうしちゃったんですか?」
患者 「…ちょっと最近食べ過ぎています…」
先生 「なんかあったんですか?」
患者 「実は…嫁と姑がうまくやれていなくて、ストレスがたまってしまって食べてしまうんです…」
先生 「それは大変…」
(相談に乗る)
先生 「ただ血糖のコントロールも大切なので、新しく薬を出しますね」
患者 「はい…」
少し素人感が出過ぎているやり取りはご勘弁ください…笑
こんなやり取りがある中で、プライマリーMRがこんな感じで訪問してくれます。
MR 「先生!最近、自社医薬品の注文の頻度が増えてきてるんですが、もしかして新しく処方を出して頂きました?」
先生 「出したよ。最近HbA1cが上がっていている患者さんがいてね…」
MR 「そうなんですね!またHbA1cが上がっている方がいたら、是非お願いします!」
(MRの内心:やったぁー!先週、説明会をしたお弁当がヒットしたのかな??また時期をみて説明会しよっと!)
一方でスペシャリティMRの先生とのやりとりを赤裸々に暴露します。
スペシャリティMRの現状はそうじゃない
同じく大前提に自社製品の特長をしっかり理解してもらっていることとします。
そしてスペシャリティ製品は実績が分かりやすいので、いきなり処方が上がり新規処方が出たと分かっている状態を想像してください。
MR 「先日、自社製品の注文を頂いたのですが、もしかして…」
先生 「そうなんだよ…実は困った患者さんがいてね。貴社の医薬品を使おうと思っているんだよ」
MR 「そうなんですね…どんなことで困られたのですか?」
(患者さんの話になる)
MR 「なるほど…それなら自社医薬品が適していると思います。患者さんにとって最適な選択肢になってもらえるように、関わりのあるスタッフさんにも情報提供をさせて頂いてもよろしいでしょうか?」
先生 「よろしく頼むよ」
患者さんの困っている内容や領域は伏せさせて頂きますが、前のプライマリーMRと先生とのやりとりとは決定的に違う事がお分かりになるかと思います。
プライマリーMRは自社(自分)の売上で、評価が上がる事しか考えていません。
一方でスペシャリティMRは患者さん主体の話になります。
そもそも薬を使ってもらう時は、患者さんにとっては残念な事だということは認識しましょう。
この意識があれば、処方のお礼なんて口が裂けても言えません。
病気が重い軽いなんて概念はそもそも持つことはおかしいですが、スペシャリティ製品を扱っているから、そう思うんだ!!とプライマリーMRから非難の声が聞こえますが、それは違います。
個人の意識の違いだと強く言えます。
プライマリーMRが患者さん目線で話をする難しさ
それじゃ、プライマリーMRがスペシャリティMRのように患者目線で話をすればいいじゃないか!と思われて、実践しようと思う方も多いと思います。
ただ大きな2つの壁があると思っています。
先生・患者側の問題:疾患に対しての意識の低さ
話をする先生もド専門の先生、一般開業医の先生などなど…バックグラウンドは様々です。
ド専門の先生以外、自社医薬品の分野に対して患者さんの深い話をしても興味がないので、話は盛り上がりにくいです。。
そしてプライマリー疾患の患者さんのバックグラウンドも様々です。
そもそもプライマリー疾患は生活習慣病が乱れるのが原因なものが多く、患者さん自体に疾患を直そうと思う意識が低いのが問題に上げられます。
ですので、熱心な先生は頑張って指導するのですが、付いてきてくれる患者さんは全体の3割程度です。
残りの7割は残念系です…先生としても面倒だなぁと感じる患者さんになります。
そんな患者さんの話をしても…話は盛り上がりません。
一方、スペシャリティはド専門の先生に、生死に関わる疾患を罹患した患者さんに使ってもらうので、意識はめちゃくちゃ高いです。
すでにプライマリーとスペシャリティでは、環境が違い過ぎる事が問題にあります。
会社側の問題:上層部の意識の低さ
もう1つは会社側の問題です。
会社が悪いのではなく、プライマリー製品を扱う部門の所長以上の管理職、マーケティングなどの中枢の意識が変わらない限り無理だと思います。
この処方してもらったからお礼の一連の儀式のような流れは、過去の流れからきているのだと思います。
昔の薬剤の選択は、「接待をする→先生も処方する→お礼する→接待する→先生も処方する→お礼する…」
ここから、処方してもらったらお礼を言おう!の流れになっていると推測しています。
数十年の自分自身の経験でこの方針を立てているので、その考えが変わるとすれば相当なインパクトがないと難しいでしょうね。
しかも人数が多いほど、今までと違う方針を打ち立てるのは難しさはあります。
以上の2点から、個人の意識だけでプライマリー製品をスペシャリティの考えで扱うのは相当な努力と反発があり、難しいと思います。
MRの仕事をする意味を真剣に考えてみよう
そもそも、なぜMRになろうと思いましたか?
給料が高いから、薬学部だったから、医療は景気に左右されない産業だから、なんとなく、、
なんでもOKだと思います。
ただ既にMRとして働かれているのであれば、医療関係者として意識はすることは重要だと思います。
もちろんサラリーマンでもあるので、営業なので、営利企業なので、売上数字を求められることは当然です。
ただ今回問題としている、処方してもらったからお礼をいう風土は間違っていると個人的に感じています。
むしろ、それを会社ぐるみで活動していたら、ヤバすぎだろ!!と思います。
その時点で、だんだん先生と温度差ができてきて、互いの気持ちが離れていってしまうと思います。
最終的に、会社が言っているからこの仕事をする、このメッセージを言うみたいな会社と対等になれないMRが続出するんだと思っています。
もちろんそうなれば、仕事が面白くなります。
これはMRに限った事でなく、社会全体での課題でもありますね。
先日、日本人の生産性が世界と比べると極端に低いというニュースが話題になりました。
そりゃ当然ですよ!
みんな面白くない仕事をやっている…いや、やらされているんだから!
少しでも共感頂いたら、スペシャリティへの転職を考えて欲しい
こんな大口叩いている僕も数年前まではプライマリーでした。
そして、当然のように処方してもらったらお礼を言っていました。
まさに僕の中でMR暗黒時代です。
ただその経験があったからこそ、今回の4年目MRの相談に素直に答えられたのだと思います。
彼の場合、定年まで約40年間その環境で仕事をしていても、最終的に後悔するんじゃないかと思います。
もちろん大手で働く意義はあると思いますが、もうそんな肩書なんて役に立たない時代が来ています。
間違いなく個人で勝負する時代、個人が輝く時代に突入している中で、社畜根性丸出しの会社は卒業しましょう。
希少疾病に異動してからは、凄く仕事が楽しくなりましたし、考え方も激変しました。
先生との距離も近くなった気がしています。
それだけでどこにでも転職できる自信はありますし、次にステップアップする機会は常に狙っています。
もちろん今の会社の業務はしっかりとこなしていますが、どちらにせよ個人として魅力的な人間になることが必須な時代ですな…
少し話が逸れましたが、やっぱりプライマリーにいたら成長の機会も会社に潰されます。
少しでも今回の話の内容に共感して頂いたら、転職活動をしてみませんか?
まずは情報収集だと思います。
その点でビズリーチはとても優秀です。
しっかりレジュメを書いておくと、エージェント側からアプローチしてきてくれます。
過去にも実際利用してみた話を書いていますので、ご参考にして貰えれば嬉しいです。
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