コントラクトMRの年収っていくらなの?気になるポイントを赤裸々に告白
こんにちは、ユウトです。
大手外資系製薬会社の正社員MRからコントラクトMRに転職しました。
10年以上、正社員MRとして働いたので、製薬会社の相場は実体験することができました。
さらに、長年働いていたので、支店長や所長クラスもおおよそ貰っている額面は把握しています。
(というか…額面を本人に見せてもらいました)
しかしながら、コントラクトMRの給料はまったく理解できていません…
ざっくり正社員よりは低いんだろうな…そんなザックリとした印象を持っています。
今日はコントラクトMRの年収を実体験・さらにコントラクトMRの先輩にインタビューしてきました。
会社によって若干、差はあるかもしれませんが、参考にしてもらえたら嬉しいです。
それでは本編をお楽しみください。
コントラクトMRの年収っていくらなの?
私の手当てなど全て含めると年収600万円です。
これにインセンティブが加わります。
先輩の話だと、年収÷12の1ヶ月分くらいとの事ですので、640万円ほどになると思います。
コントラクトMRを続けて年収は増えるの?
いきなり結論ですが、年収は増えます。
気になる上限は1,200万円くらいです。
それには理由があります。
現在、コントラクト業界は人材不足で、未経験や早期退職で退職したベテランMRも積極的に採用しています。
事実、2019年度にコントラクトMRになりましたが、そのような人に加え、後発品メーカーのMRもたくさんいました。
何がなんでも人を増やして、製薬会社の需要に応えようとしています。
2018年を底に2019年のコントラクトMRの人数は増えています。
そして、これからもコントラクトMR(CSOの業界)は需要が見込める事から、できる限り長く勤務してくれる人材を大切にする流れがあります。
入社の年収を低く抑えて、徐々に上げていく仕組みになっています。
この仕組みさえ知っていれば、自分でも年収の交渉はできました。
今だから告白できますが、年収交渉をエージェントに全てを任せて転職したのが失敗です。
関連記事:年収交渉を全て転職エージェントに任せてしまったら、MRの給与が激減した話…
しかも年収1,200万まで10年以上かかると思いますが、実は最短で2年で達成します。
それにはエージェントからの評価を最高評価を貰う必要があります。
僕はこの点でかなり優れています。
なぜなら、大手製薬会社に10年以上勤めていたので、製薬会社の仕組みを熟知しています。
喜ばれる報告や報告しない報告など…ちょっとしたテクニックで、最高評価はゲットできます。
関連記事:上司の立場を想像してみよう!それだけで評価を高まります。
CSOのコントラクトMRで、1,200万円でも正社員のほうが魅力的です。
その理由の1つに福利厚生があります。
住居補助や単身赴任手当など色々な点で製薬会社に正社員として勤める事にメリットはあります。
中でも一番魅力的なのは、定年退職を製薬会社の正社員として迎えることができれば、付加給付が継続されます。
最近では勤務地限定制度など勤務地を選べる制度も増えてきましたので、数年で転勤しないMRも誕生しそうな雰囲気を感じます。
ただし、早期退職が続いている中なので、正社員になるハードルは昔よりも高いです。
ましてや、あなた自身のキャリアが異業種や後発品MRであるならば尚更です……
そんな方のために僕自身の体験記を作りました。
参考に正社員を目指してみましょう!
関連記事:CSOのコントラクトMRから中途採用で正社員になるまで僕がやった事
CSOのマネージャーの年収
さて、話を年収に戻しましょう。
コントラクトMRとしてキャリアを考えた時、当然マネージャーも視野に入ってきます。
CSOのマネージャーの年収は、最低1,000万円と聞きました。
しかも、コントラクトMRとの面談のカフェ代も経費ですし、夕食代も経費ですし、宿泊代も経費です。
宿泊施設を聞く限り、地方でも12,000円程度はいけるんじゃないかと予想しています。
色々な点でバブルだな…と感じてしまいます。
その一方で、週末だけ自宅でその他は出張です。
色々な場所にいけて楽しいと思われる人もいますが、家庭環境によっては働きたかたが偏ってしまうので、あわない人もいらっしゃるでしょう。
仕事内容は、コントラクトMRとの面談(30分程度)と派遣先の上司との面談です。
オフレコで派遣先の上司に教えてもらったのですが、面談は形式上必要なものなので、短時間で済ましてほしい…との事です。
正直、業務内容はめちゃくちゃラクだと思います……
製薬会社のMR(正社員)と比較してみた
製薬会社に10年以上働きました。
最終的に手当てを含めると1,000万円を超えるようになりました。
そんな僕が感じたのは、お金の面だけを考えると圧倒的に正社員MRの方が魅力的です。
ただし勤務地の問題など多くの問題からコントラクトMRも魅力的な仕事の一つだとも感じます。
地方だと年収500万円でも悠々自適に過ごすことができます。
関連記事:コントラクトMRのメリット、コントラクトMRのデメリット
コントラクトMRに転職したい人へ
正社員のMRが魅力的なのは、理解できましたが、いきなり正社員としてMRになるにはハードルが高いです。
特にMR未経験や後発品しか経験がない方は、新薬メーカーでの経験が必要です。
その点で、コントラクトMRをステップにして正社員を狙う価値はあります。
僕は年収の面でミスしましたが、転職エージェントは非常に重要なので、下記記事を参考にしてみてください。
関連記事:本当に役立った未経験からMRになるための転職サイト【25人超の経験者にインタビュー】
ただし、1つだけ注意があります。
コントラクトMR→MR(正社員)になれるとは限りません…
ここまで読んだのに、何を今さら!と思われるかもしれませんが、嘘はつきたくありませんので……
あなたにMRのセンス・実力があっても正社員になるためには『運』の要素もあります。
(例えば、エーザイは中途採用が非常に厳しい会社です。そのような会社側の理由もあります)
コントラクトMRになるためには、そのリスクも考えておく必要があります。
万が一……正社員の道が厳しくても、CSO会社でマネージャーになると1,000万円は保障されています。
しかも先日、本社に社長との面談を行ってきましたが、社長は、今後CSO業界に頼る製薬会社は増えると予想しています。
理由はアウトソーシングがMRでは8%程度で、開発や研究と比べると大幅に遅れています。(開発や研究は40%弱)
アウトソーシングにするメリットは、固定費を削減するためです。
ますます研究開発が難しくなってくるので、少しでも多くのお金を研究開発や買収など将来のパイプラインに回したいのが本音ですしね。
MR・コントラクトMRは、数少ないコスパが良い仕事です。
あなたが今いる環境と比べて、決心がついたなら転職してみましょう!
きっと違う世界が待っています。
本当に役立った未経験からMRになるための転職サイト【25人超の経験者にインタビュー】
最後まで、ありがとうございました。