【悪用禁止】MRが転職する時、自己PRを考える上で知っておきたいこと
こんにちは、ユウトです。
医局前での空き時間や車の移動時間は、仕事・自分・家族・趣味・ブログ…いろんな事を見つめる時間としては最高です。
さて先日、以下のツイートをしました。
5分程度で自分の仕事をまとめるのって難しいよね…
だけど、空き時間で考えればMRのスキルも上がるし、今後どんなアクションをしていけばいいのかも整理できるので地味におススメです。
— ともちん (@yutomr55) February 14, 2019
5分程度で自分の仕事をまとめるのって難しいよね…
だけど、空き時間で考えればMRのスキルも上がるし、今後どんなアクションをしていけばいいのかも整理できるので地味におススメです。
上記ツイートは、プライマリー→オンコロジーに転職した友人MRから教えてもらいました。
実はこの思考は「転職の自己PR」でも応用させることができます。
使いすぎると話がモリモリになってしまいますので、ご注意くださいね。
目次
MRが転職する時、自己PRを考える上で知っておきたいこと
自分の仕事内容を5分程度で面接官に分かりやすく伝える能力です。
仕事内容を分かりやすく伝えることは、自己PRに繋がる
本当に仕事内容が自己PRに繋がるの?と思われた方も多いんじゃないでしょうか。
僕も半信半疑でしたが、実際してみると、自然に自己PRになっていました…笑
ポイントは、MRの仕事を知らない人にも分かりやすく伝えようと思うことです。
しかも、有難いことにフォーマットがあります。
①結果
②課題
③行動
④結果に至った一番のポイント
➄面接官との共感(おまけ)
※条件:事実ベースで考える。タラればを考えない。
順に解説していきます。
①結果:よく間違ってしまう部分
「自己PR=自慢」
このように認識してしまって、以下のような話をしようとする人がいます。
【自慢したくなる自己PR】
・A製品の達成率が100%達成した話。
・B製品を最速で採用させた話。
・C製品のシェアを1番にした話。
このような輝かしい一定の成果を出しているMRは、かなりのハイパフォーマンスな方です。
否定はしませんが、転職の際面接官が求めているのは結果ではないので、もっと小さくてもOKです。
具体的には以下のような事例です。
【実は価値がある自己PR】
・今まで自社製品を使ってない医師に1例処方してもらった
・医療関係者を通じて情報収集し、課題を具現化。その結果自社製品の処方に繋がった。
処方という結果は必要ですが、シェアを1番にした!など大きな結果でなくても問題ありません。
②課題:非常に重要なポイントです
なぜなら仕事をしていれば、課題は常にありますね。
そして、課題には2種類あります。
『見える課題と見えていない課題』
見える課題は、先生が困っている事です。
見えない課題は、困っていないけどそれが解決すれば、さらに良くなる事です。
見える課題をどう考えたのか、見えない課題を具現化するために、、、
どちらの課題にしろ、解決しようとして行動を起こすまでの自分の考えをまとめます。
例えば、会社のメッセージに対して肯定はしてくれるが、処方が増えない女性の先生がいます。
①なぜ先生は処方を増やしてくれないのだろう…増やしてもらうためにはどんなアクションをすれば良いのだろう…?
②色んなリソースから情報を集めます。
③処方が伸びているMRは、面会時間も長いぞ…コンタクトがあるからかな…?
④伸びているMRと仲良くなって、面会内容を聞いてみる
➄コンタクトレベルの高さじゃないな!
⑥薬局にも色々と聞いてみよう!
この課題を特定する流れでも行動を起こそうと思った理由はたくさんあります。
限られた情報の中で、アクションを起こしながら手探りで試していきますね。
③行動:いかに早く動けるかが重要
課題を特定し、課題を克服した場合を鮮明にイメージできれば、あとはアクションを行うだけです。
そのアクションは即日、動くぐらいの勢いが必要です。
なぜならうまく行かない事の方が圧倒的に多く、結局②→③→②→③→…の繰り返しになります。
先ほどの例で言えば、
先生は本社のアクションには納得しているが、想定される患者さんがいなかった…なんてこともよくあります。
特に女性医師の場合、患者さんも老若問わず女性が多い事が大半です。
女性ならではの課題を特定し、それに対してメッセージを届ければ処方は自然と出たりします。
④結果に至った一番のポイント:特定することで自分の強みが見えてくる
繰り返していく中で、いつかは結果が出る時が大半です。
その時、結果を出せた一番のポイントを振り返ることで、自分の強みが見えてきます。
思考を通じて行動をし続けることで、自然と自分の勝ちパターンを見つけることができます。
その勝ちパターンこそが、自己PRの部分になります。
➄面接官との共感:採用したいと思わせる
自己PRが固まれば、あとは自分の強みが貴社にどれだけメリットを残せるのかをPRできれば◎ですね。
「〇〇が得意です。理由はこれまでこのようなアクションをしてきました」よりも「〇〇が得意なので、貴社では▲▲ができます。その結果……」の方が魅力的です。
有名な言葉に「モノを売るな、価値を売れ!」があります。
全くその通りで、自分のスペックでなく、自分がもたらす価値を想像させることが重要です。
面接官に共感してもらうことができれば内定を貰えるハズです。
プライマリー歴8年のMRがオンコロジーに転職した実話
この考えを教えてもらった友人はプライマリーを8年間経験し、オンコロジーに転職しました。
ご存知の通り、オンコロジーは経験者の募集が大半で、プライマリーのみの経験者が採用になりました。
友人が入社して判明したのですが、オンコロジー事業部を立ち上げて以来、初めて未経験者を採用したそうです。
これは運でなく、友人の以下の2つの努力が実を結んだためです。
❶自己PRがしっかりとできており、入社しても大丈夫と判断された
❷多くのエージェントを通して、転職のアンテナを高く張っていた
❶自己PRがしっかりとできており、入社しても大丈夫と判断された
手法は上記の述べた通りです。
これを日々、考えていたからこそ、自己PRもすぐに書くことができたと言っていました。
自己PRが早々に分かっていたので、面接を行う会社の企業分析するために多くを使えたのも大きかったと言っています。
❷多くのエージェントを通して、転職のアンテナを高く張っていた
この案件に関しては、最初オンコロジー経験者のみの募集でした。
しかし、部長の突然の方針で数名だけ未経験者を一度採用してみようという話になったそうです。
運良く、このタイミングを逃さなかったのが採用してもらった最大のポイント!と友人は言っていました。
それもあるかもしれませんが、僕はそう思いません。
友人は日ごろから情報収集を行っており、オンコロジーの案件リサーチを数名のエージェントに伝えていました。
そしてたまたま情報を得たエージェントが、友人に紹介し、書類選考→面接の流れになったのです。
未経験者も採用してみよう!と会社の方針が変わった事は運かもしれませんが、そのチャンスを逃さなかったのは、間違いなく友人の努力ですね。
いつ、どのような形で自分の思い描くキャリアのチャンスが転がり込むか分かりません。
MRであれば高年収なので、無料でビズリーチなどのハイクラス転職サイトが利用できます。
サービスも充実していますので、気になる方は関連記事をご覧ください。
関連記事:【年収600万円以上のMRが、損しないために必ず登録しておきたい転職サイト5選】
まとめ
MRで得られるものは何もない…転職する時の自己PRなんて数字がメインだ!
業界内で働いていて、こんな考えの人にも出会う時も少なくありません。
でも実際は、試行して行動を起こしていれば、MRはコミュニケーション能力、戦略や攻略方法など多くのスキルを身に着けることができます。
それを客観的に判断できるモノサシがないので、自己PRに難しく感じますが、それを見せることができればどの分野でも魅力的な人財になれると確信しています。
自分がしてきたことは間違いなく財産になりますので、しっかり言葉に残して自分の価値をどんどん上げていきましょう!
そして自分が思い描くキャリアを突き進むことが人生を豊かにする一歩だと思います。