1. TOP
  2. MRへの転職
  3. 【例文あり】MSからMRの志望動機を大手製薬会社社員が考えてみた

【例文あり】MSからMRの志望動機を大手製薬会社社員が考えてみた

こんにちは、ユウトです。

製薬業界に大寒波が吹いていますが、若者にとって魅力的な業界であることは変わりありません。

業界10年超えると多くの人が年収1,000万円を超える業界です。

 

さて、先日以下のツイートをしました。

MSからMRの志望動機を考える上で大切なのは3つです。

①MRとMSの違い
②会社の存在価値と自分のエピソードを繋げる
③あなたを入社させるメリット

これをクリアにデキると志望動機は完璧です。

 

面接対策にも繋げられていますので、型にはめ込んで考える価値はあります。

それでは本編をお楽しみください。

 

MSからMRの志望動機を大手製薬会社社員が考えてみた

志望動機を考えるにあたり、3つのステップがあります。

繰り返しになりますが、以下の通りです。

①MRとMSの違い
②会社の存在価値と自分のエピソードを繋げる
③あなたを入社させるメリット

 

①MRとMSの違い

まずはMRとMSの仕事の違いを知ることで、MRの志望動機に繋げましょう。

MRを知らずに志望動機を考えてしまうと、ゴール(MRになりたい理由)がぶれてしまい、面接官に伝わらない事があります。

 

いきなりですが、MSであるあなたはMRの仕事に対してどんな印象を抱いているでしょうか。

・給与が良い
・価格交渉がなくて楽ちん
・急配がなくて楽ちん
・激務
・専門的な用語で先生とディスカッションをしている

ザックリ言うと「給料が良くてラクだけど、勉強をしないといけないので大変かも…」

 

このイメージは80%は正解で、20%は間違いです。

新卒から年収1,000万円までの年収の経過を下記の記事にしていますので、ご興味のある方はご覧ください。

関連記事:【とにかく製薬会社・MRの年収が凄すぎる!新卒から1000万円までの生データを公開中】

 

MRが給料が良くてラクだけど、勉強をしないといけないので大変かも…の20%間違い

勉強を真面目にしているMRは10%程度です。

その他は会社の研修を50%の労力で聞いているだけで、何もしていません…

理由の1つとして、多くの製薬会社が年1度全国試験を行っていますが、テスト直前になると得意先訪問以上にテスト対策に精を励みます。

 

先ほどのMRに抱くイメージを訂正すると次のようになります。

「MRは給料が良くてラクです。さらに勉強もするひつようがないので、人生バラ色です」

 

このような事を書くと現役MRに本当の事を書くなっ!とお叱りのメールを頂くことがあります。

メールを頂くという事は図星だという事なので、どの会社のMRもよく似た状況ですね。

 

ただこれだけでは志望動機に繋げられないので、MRの仕事を真面目に分析していきます。

 

MSにはないMRのやりがいは自社医薬品の新規処方・新規採用

MSは帳合元の製品を伸ばすことを考えますよね。

いわばMRがコマになり、自分がどのコマを使いながら製品を伸ばすのかを考えながら活動します。

 

一方でMRは自社製品しか伸ばす製品がなく、MSや上司、MSL、学術など社内ツールを最大限に利用しながら活動します。

MRは製品から逃げ場がありません。

自分の製品特長と先生の治療方針が合致すれば処方は伸びますが、合致しない場合はその得意先を諦めるケースもあります。

 

そんな中、苦しんで試行錯誤して、先生に新規処方・新規採用してもらった時。

この上ない感情に浸れます。

新規処方・新規採用は患者さんがいることなので、大きく喜んではいけませんが、その患者さんが自社製品に満足してくれれば、MRをしていて最高の喜びになります。

 

②会社の存在価値と自分のエピソードを繋げる

企業にはキャッチコピーが存在します。

武田薬品工業なら「優れた医薬品の創出を通じて人々の健康と医療の未来に貢献することがタケダのミッションです。」

このように企業にはキャッチコピーがあり、その理念の元会社が回っています。

全ての社員は意識していないかもしれませんが、人事部は企業カラーに沿った人を採用させる傾向があります。

 

一番有名なのはエーザイです。

どんなにパフォーマンスが優秀でもhhc,の企業理念に沿わない人材は採用になりません。

hhcの理念とは「患者さんファーストです」

常に医師の先には患者さんがいて、患者さんのためにチームで活動できるのかを判断されます。

 

このように企業にとってキャッチコピーは非常に大切になります。

製薬会社の存在価値に自分や身近の人のエピソードを繋げることができれば自然に志望動機に繋がっていきます。

 

仮に僕の場合なら小児喘息の経験を利用します。

幼稚園の時は親に苦労をさせました。いつ出るのか分からない喘息発作を

仕事があっても休んで朝一に病院に連れて行ってくれる母親。

どこか良いクリニックがないのか調べてくれる父親。

自分が苦しく苦労するだけでなく、周りの人の生活にも影響を与えていました。

しかし、小学校に入り、うまく吸入薬を使えるようになったら劇的に症状が改善して、運動会もマラソンも思いっきり楽しむことができました。

もちろん親の顔もどんどん笑顔になり、家族みんながハッピーになりました。

この経験から薬は単に症状を改善するだけでなく、人生を楽しくさせるものだと実感しています。

MRという職種は…

 

こんな感じで自分のエピソードを交えながら、企業価値を伝えていけば志望動機になってきます。

コレだけではMSでいいんじゃない?と思われるので、そこはMRとMSの違いも組み込みながら書いていくと良い志望動機になってきます。

 

③あなたを入社させるメリット

多くの企業が求めるのは、自社医薬品を適切な患者さんに、適切なタイミングで処方してもらう事です。

綺麗に言えば上記の表現になりますが、ダイレクトにいうと数字を残してくれる人です。

 

ここで、あなたにしかない経験があなたを入社させるメリットに繋がります。

それはMSの経験です。

 

適切な患者さんに、適切なタイミングで処方をしてもらうためにMSをうまく活用する方法があるわけです。

MS活用の分野に関しては、あなたはプロフェッショナルで誰にも負けてはいけません。

 

自分がMS時代にMRにされて嬉しかったことを箇条書きにして、今一度まとめてみましょう。

そうすることで入社させるメリットが見えてくるはずです。

 

MSからMRの志望動機の正しい書き方

ここまで下準備ができると、あとは志望動機を書くだけです。

ここで、1つ注意点があります。

 

 

これを意識して記入する必要があります。

面接官に言いたいことが伝わるという事はもちろんですが、面接官の時間の短縮にも繋がります。

他の志望者と比べて格段に評価は上がるハズです。

 

【例文あり】現役MRがMSからMRの志望動機を書いてみた

最後に僕がMSだったらどんな志望動機にするのか書いてみます。

時数の制限もあるでしょうし、端的で分かりやすく抽象的に書くことで面接で掘れる個所を残しつつ書いてみます。

志望している会社は武田薬品工業をイメージします。

 

私が御社を志望する理由は2つあります。

①革新的な新薬を通して患者さんに貢献できる。

②私の強みであるMSと協働を通じて自社医薬品を広められる。

私が小児喘息を患っていた経験があり、クスリがその人の人生だけでなく、家族や周りの人に影響を与えることを経験しました。御社は常に革新的な医薬品を開発しており、多くの患者さんの人生を御社の医薬品を通して携わりたいと考えています。また御社とメディセオの強固な関係と私のMSの経験を活かす事で自社医薬品を広められる機会があると感じ、御社を志望致しました。

 

小児喘息の話を深堀りされても、MSとの協働の話を深堀りされても自分の経験を話すだけなので、事前に要点だけ準備しておけば伝わります。

繰り返しになりますが、ここでも結論→理由の流れは忘れない事です。

面接官の時間をより多くの質問を浴びれるように分かりやすく面接官に伝え、質問に対してのみ回答しましょう。

 

まとめ

MSからMRへの志望動機を考えてみました。

とはいってもMSから先発メーカーへの転職は厳しいです。

ただでさえ早期退職で辞めた社員が先発メーカーの狭き門を争っているからです。

一般的には「CSOのコントラクトMR」として入社して、数年経験したのちに先発メーカーにチャレンジするのが一般的になるでしょう。

 

そのCSOのコントラクトMRも現状は厳しいと話を聞きますが、僕は今後コントラクトMRの需要は伸びてくると思っています。

一部の大手製薬会社では、コントラクトMRの使い方を実験的に模索していると聞くからです。

関連記事:【コントラクトMRの将来性について大手外資系製薬会社の人事部長に聞いてみたよ。アメリカの現状と比較!】

 

また新薬などの上市のタイミングで大量のプロジェクトが走ることもあります。

その波に乗ることができれば、先発メーカーにコントラクトMRとして入社して転籍パターンも出てくるでしょう。

コントラクトMRになるためには、dodaリクナビNEXTのような転職サイトに登録するのが一般的です。

 

ただ転職サイトを利用する方法は様々な意見があります。

ですので、どれが正解なのかはだれにも分かりません…正直この疑問に対して100%満足させる人は誰もいないでしょう。

 

一方でコントラクトMRに入社する確率を増やす方法はあります。

それは働いている人から紹介してもらう事です。

 

その紹介してくれる人もCSOから評価が高い人に限ります。

僕の知り合いにいますので、僕にご連絡頂ければお繋ぎすることも可能です。

彼が推して不採用になった方もいますが、もう一度お願いしますっ!と強く押したら採用になった神話があります。笑

ただ彼も忙しいので、ある程度転職の意志が固まった時にご連絡お願い致します。

その点だけご留意頂ければ幸いです。

連絡先:yuto.mr55@gmail.com

 

 

MSからMRへの志望動機がスラスラかけて転職できる事、楽しみにしています。

 

\ SNSでシェアしよう! /

MRから経済的独立をめざすブログの注目記事を受け取ろう

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MRから経済的独立をめざすブログの人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

自己紹介紹介 自己紹介一覧

ユウト

ユウト

大手外資系製薬会社に10年超→コントラクトMRに転職したユウトです。
妻子ありの地方在住MRです。
僕自身が小児喘息で、それがキッカケで薬の世界に入りました。
趣味はMR、資産形成(お金の殖やす方法)、マイルで家族旅行です。
何か記事で気になることがあれば、お気軽にご連絡頂ければ幸いです。(お答えできる範囲でご返信させて頂きます。)
連絡先:yuto.mr55@gmail.com
Twitter:https://twitter.com/yutomr55

関連記事

  • 本当に役立った未経験からMRになるための転職サイト【25人超の経験者にインタビュー】

  • 異業種・未経験からMRになる方法!コントラクトMRに転職方法、年収などを聞いてみたよ

  • 年収1000万のMRが転職で失敗した実話…製薬業界の大寒波時代を生き残る術

  • メガファーマの特長を10年勤務のMRが考えた。そこには魔物が潜んでた…

  • 現役MRが考えた製薬業界の今後と年収を下げない人生計画【若手・中堅必読】

  • MR経験10年の僕が新入社員として製薬業界に入社したら、どう生き残るだろうか