MRの存在価値が低いと思っている人は、とにかく読んで!やれることはまだまだあります!
MRの存在価値を検索してみると「価値を高めようと鼓舞する記事」「高めることを諦めた記事」「将来の不安」…
色んな記事があります。
全て読みましたが、僕の意見とは違うな…と思ったので、本気で書いていきたいと思います。
僕が感じるのは、まだまだMRの存在価値は高めることはできますし、過渡期の今だからこそ、競合よりも抜き出た存在になれると信じています。
ただMRの価値を高めるためには条件があります…
この記事を読んで、行動に起こしてくれたら、めちゃくちゃ嬉しいです!
一緒にMRの存在価値を高めていきましょう!!
目次
そもそもMRの存在価値とは?
大前提に存在価値について考えていきましょう。
存在価値を辞書で調べてみると、次のように書いています。
ここに存在しているということの重要性や価値を意味する語。存在の意義。この場に自分が居合わせることにより生み出される価値、この世界に生きているということの尊さや不可欠性などについて用いられる語。もっぱら、そのような重要性や価値の欠如を疑う場面において言及される。
つまり、存在価値とはMRとして医療関係者に認めてもらう事が高める事だと認識できます。
「うわっ…俺、MRとしての存在価値がねぇー」
と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、大丈夫です!笑
僕も3年前まではMRとしての存在価値は全く感じてませんでした。
毎日同じことを繰り返していた、面白くないMRの1人です。
社畜のように一生懸命働く、ロボットMRの1人です。
30年近く続くMRの仕事から、逃げ出したかった1人です。
MRの存在価値が高い状態を考えてみる
MRとしての存在価値が高い状態を考えた事はありますか?
僕は求められる存在こそがMRの価値が高い状態と思っています。
ただ3年前を境に考え方を改めることができました。
僕が3年前まで思っていたMR像は以下の通りです。
「医者や薬剤師、医療関係者から問合せがどんどんきて、アポイントを取りながら1つ1つ解決していく状態」
今感じているMRとしての存在価値が高い状態はこんな感じです。
「〇〇くんが来てくれるのを楽しみに待っていたよ。こんな患者さんには●●を使うのはどう思う?」
両方求められていますが、前者は「受け身の状態」、後者は「能動的な状態」です。
同じようで、全く違います。
3年前までこんな状態が続いたのは、1つ理由があります。
尊敬できる先輩が「オンコMRはいいよな!質問を貰って求められて訪問する。絶対楽しいよ!」と言っていたからです。
求められることは悪い事ではありませんが、楽しいかは別です。。。
むしろ処方に繋がらない問合せが増えて、自分自身のしたい活動が制限されてしまうことがあります。
一方、後者は自分が主導権を握りながら活動することができます。
そうなれば「あれをしよう」「これもしよう」「あれにチャレンジしてみよう」ってどんどん主導権を握れてMR活動ができます。
この状態こそMR活動における存在価値が最高に高く、まさに無双状態です。
そんなモチベーション高くMRの仕事はできない…と感じた方は、残念ながら違う業界に転職した方が良いかもしれません…
ただモチベーションの理由はどうであれ、少しでも共感して頂き、毎日を楽しくしたいと感じた方は、次の事を考えてみてはいかがでしょうか?
自分の環境を分析してみよう
MRの存在価値を高めるためには、条件があると冒頭で言いました。
それを考えるために自分(あなた)のいる環境を考えていきたいと思います。
そこで花は咲きますか?
外部環境からMRの存在価値を考える
外部環境とはあなたの勤める会社の事です。
決して医者や医療関係者の事ではありません。
極端に言いますが、画期的な医薬品があるA社と後発品のみを扱うB社があります。
ともに求められるMRになれる可能性はありますが、圧倒的にA社の方がハードルは低いです。
この外部環境はどんなに自分が頑張っても変えることはできません…
あなたがどんなに優秀なMRでも限界はあります…
内部環境からMRの存在価値を考える
内部環境とは、あなた自身のMR活動です。
MRには最低限やらなければいけない活動とそれ以上の活動があります。
最低限の仕事は「サラリーマンとしてのこなす業務」の事です。
それ以上の仕事は「信頼を積み上げる業務」を指します。
クビにならないようにor出世を目的とするなら最低限の仕事を最速に行っていれば目的は達成できます。
MR無双の状態を目指すには、信頼を積み上げる業務を積み重ねる必要があります。
MRの存在価値を高めるために最も重要な3つの事
徐々にMRの存在価値を高めるために、何をしなければいけないのかが分かってきたと思います。
自分の外部環境、内部環境を把握できれば自ずとすべきことが見えてきます。
ここからは僕がどのように信頼を積み上げているのかを実体験を元に書いていきたいと思います。
環境を整える事
先ほどのA社に転職する事が一番早いです。
もしくは、B社の中でも将来性の高い領域に異動する事です。
先ほどの続きで、なぜA社の方が求められるMRになりやすいのか?
それは医師の困っていること(どうにか治療したい患者さん)が顕在化しており、それに対しての答え(医薬品)があります。
問題を解決できれば、自ずと「ありがとう」と先生や患者さんから言われます。
そのような経験を多く体験することができました。
〇〇の薬で次のステップにあがれた気がする。この先どうしようか本当に困っていた。(患者さん談)
この薬で患者さんだけでなく、ご両親からも感謝された。。。すごいね(先生談)
正直ビックリした!治療に困っていたのが嘘のよう…(先制談)
誠実に活動することで、信頼も高まり、先生との関係が構築され、無双状態になれます。
これを体験した時に、より求められるMRになりやすい環境に自分を置いてあげる必要があります。
もしB社のような将来性の低い会社にいて、MRの存在価値を高めたい!と感じてるのであれば、迷わず転職してください。
僕がおススメしている転職サイトはビズリーチです。
従来の転職サイトとは違うシステムなので、しっかりレジュメを書いて希望を書けば、エージェントからの連絡が来ます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
勉強する事
外部環境を整えることはMRの存在価値を高めるための一歩にすぎません。
内部環境を強化する必要があります。
医療のパートナーであるからには、最低限自社製品のスペシャリストになる必要があります。
できれば疾患を含めたスペシャリストがベストです。
僕は無双状態になった時はPubMedを誰よりも検索して勉強している自負がありました。
誰よりも検索していました!社内の人間だけでなく、医師の先生よりもです!
毎朝「PubMed」や「患者ブログ」を見て、1日1文献を目標に勉強していました。
abstract程度であれば、1日10文献程度可能です。
そうすることで自身に繋がりますし、どんどんこんなPRをしたいといった能動的に行動が変わってきます。
あとはどんどん行動をおこすだけです!
先生の問題点を顕在化できる想像力
残念ながら、人間は飽きてしまいます…
自社医薬品で感動を感じた先生も使い慣れてしまったら、どんどん興味が薄れてきます…
そんな時、先生も感じていない、、、だけども問題となるような部分を顕在化できれば感謝されます。
分かりやすい問題点は誰でも気づきます。
分かりにくいけど問題点は色んな部分に隠れています。
それを見つけるツールは医療スタッフの人と自分自身の想像力です。
例えば、
患者さんは食事をする時に困っていないだろうか?
寝る時に困っていないだろうか?
投与する時に薬剤師の先生は困っていないだろうか?
自社製品に関わる様々な部分での問題点を顕在化できれば、MRの存在価値はあがります。
これからはMRの存在価値は変化してきます。【今は過渡期】
接待が禁止になるまでは、多くの先生の認識が、MRは美味しいものを食べさせてもらえる存在でありました。
そこで存在価値を出していたMRは多くいたと思います。
その接待がなくなり、説明会がメインになり、お弁当で勝負しているMRもいます。
ただお弁当も提供不可になる時代が、そのうちくると噂されています。
そうなれば、このようなMRは淘汰されるでしょう。
本社もそれを感じて、MRのディテーリングを患者本位に転換してきています。
ただ、会社の自社製品メインのメッセージになります。
「医者の本音 (SB新書) [ 中山 祐次郎 ]」という本の中で、講演会の一部が取り上げられていました。
自社製品に偏った講演会は「あぁ~またあの先生、偏った意見を…」と飽き飽きされています。
本社が用意したMRのディテーリングも同じではないでしょうか?
このMR、また同じことを言ってるな…と先生に思われているかもしれません。
社内的には◎ですが、MRの存在価値を高めようと思ったら、これではヤバいです…
変化しようとしている「過渡期」だからこそ、サラリーマンとしての最低限の仕事は早く終わらせて、MRの存在価値を高めるために、外部環境を整え、内部環境を強化し、先生の問題点を顕在化することをおススメします。
MRの存在価値ってもっと高められる!
そう思ってもらえたら嬉しいです。