コントラクトMRの配属直後の不安…周りの社員が凄すぎて…
こんにちは、ユウトです。
年収1,000万を捨て、CSOの道に逸れ、貴重な経験を得ながら働いています。
さて、僕のコントラクトMRの同期はたくさんいます。
本社マーケティングを経験していた人から後発品MR、異業種未経験など様々です。
たくさんいる中、僕が派遣先の研修で仲良くしたのは、コントラクトMRから本気で社員になりたい人達です。
自分で意識を高く持っていても周りの支えが重要ですし…
現場に出てからもコンタクトをとりながら仕事をしています。
で、一番多い悩みが周りの社員が凄すぎて自分が小さく見えると悩んでいるコントラクトMRが多いという事です。
今日はその悩みについて僕の考えを書いていきます。
目次
転籍を目指すコントラクトMRの配属直後の不安…周りの社員が凄すぎて…
正直、周りは関係ありません。
極論言ってしまうとその人が本当に凄いのかどうかなんてわかりません…
具体的に凄いって何?
確かに先発メーカーのMRは、凄い人が本当に多いです。
具体的には、
・20代で本社マーケティングに抜擢されてる人
・英語も堪能で、常にPubMedで最新の情報を入手している人
・とにかく数字を伸ばしている人
・1を100に表現するのがウマい人…
でも冷静に考えて下さい。
・特に先発メーカーでは女性や若手にどんどん経験をさせて出世街道に載せてしまおう!といった昨今の流れがありますので、本社経験がある人は多いです。
・長く勤めているので、会社の歴史も熟知しており、確実に自分より知識はあるので圧倒されます。
そもそも、この人凄いな…と認める瞬間は自分にない知識や常識をスッキリさせてくれた瞬間があるかどうかです。
たまたま「前期全国1位の実績でした。全国1位の施設を担当しています」などの話を聞いても、実力がなければ、時間の経過とともに信頼を失っていきますからね。
僕の先輩でも地方でめちゃくちゃ数字を伸ばしていたMRが大抜擢を受け、その領域で日本を代表する某大学の教授を担当しました。
そのような先生を担当した経験がある人は分かると思いますが、数字は別物です。
つまり、どんなに著名な教授でも市場規模とリンクしているかは不明です。
むしろ、プライマリー製品でシェアNo1だったとしても市場が小さいので微々たるものです。
数字の達成率も大学病院はMR以外の要因に引っ張られます(=寄附金の大小など…)
そういった点で、担当しているクリニックの方が数字としての旨味が高い時は大いにあります。
さらにそのような医師には競合他社も同じような施策を打ってきます。
そうなれば、もうMRの力では難しくなってきます。
案の定、この先輩は数字の面では非常に苦労されていました。
逆に●●総合病院に自社製品が大好きな先生が赴任し、数字がグングン伸びて全国1位になったMRもいました。
数字という目に見えやすい指標で比べた時、前者は悲しい扱いを…後者はウハウハな状態になっています。
この時は後者を周りもおだてますが、最終的には前者の先輩の方が人望が厚く、慕う後輩も多くなります。
短期的に見た時は、なぜあの先輩が●●大学の担当なんだ…と思うかもしれませんが、見えない壁があるのは間違いありません。
決して●●大学の数字を上げないでもOKと言っているのではなく、しっかり本質を見抜きましょうという話です。
なぜ凄いのかを考えてみよう
次に考えてみたい事は、凄い人がなぜ凄いのかを自分なりに分析することです。
注意しないといけないのは、名誉や箔に惑わされずに事実ベースで考える事です。
具体的には以下のような事です。
・Aクリニックの数字が201X年Y月から劇的に伸びている
・B病院の先生が引継ぎの時に、かなり評価していた
・所長から分からない事があれば、●●に聞けと言われた…
逆に名誉や箔で惑わされてはだめです。
・本社のマーケティングにいた
・全国1位の達成率だった…
まさに先ほどの後者のようなMRですね。
繰り返しになりますが、凄いと評価されている本質をしっかりとらえましょう。
そこには何かがあるハズです。
それが分かれば相手を素直に認めましょう
ここまで理解できれば、あとは簡単です。
素直に相手を認めましょう!
別に比べる必要はありません。
素直に認めてあげればOKです。
凄いMRもこだわりをもって活動しているので、その点について褒めて上げれば悪い気はしないと思います。
むしろ好意を抱かれるかもしれません。
日本人は総じて褒めることを苦手としています。
口に出して表現してあげるだけで、相手は喜んでくれます。
喜んでないように思えても心の奥底ではHappyな気分になっていますので、存分に褒めて上げましょう。
転籍には社内の評価を上げるために、支援してくれる人を多くすること
コントラクトMRから転籍を狙うためには、支援(協力)してくれる仲間を増やすことが大切です。
これは転籍を成功した多くの先輩から教えてもらったので、きっと間違いありません。
当然、協調性のない社員を多額のお金を払ってまで、入社させようとは思いませんよね。
そのためには支援してもらう必要があります。
具体的には、これらの凄いMRの技を盗みます。
聞こえは悪いですが、盗みます。
分かりやすいのが、学術レベルが高い先輩には現場で出た自社製品のQAの対応方法を聞きます。
数字を出している先輩に普段意識している事を聞きます。
上司の評価が高い人に自分の成果を報告してもらう。
ただ、Takeだけだと飽きられるよ
これらの事は全て凄いMRの業務を増やしてしまいます…
つまり相手にとっては面倒くさい仕事です。
もしかすると、関係ができていない時にこのようなお願いばかりしてしまうと支援をしてくれなくなる可能性が高いです。
ここからが最重要ですが、Takeが欲しければGiveをしまくる必要があります。
(見返りは実際求めてますが……)決して見返りを求めてはいけません。
ただ間違ってはいけないのは、学術派のMRに学術で対抗する…など同じ分野で対抗してしまう事です。
どんな事が良いの?と思われる人が多いと思いますが、こればかりはご自身で考えてみてください。
日常の些細な事や自分の得意なフィールドで、精一杯のGiveを与えるだけで十分だと僕は思いますよ。
所長の立場になった時の事も考えてみよう
ここまではあなたと凄いMRの立場で考えてきました。
一歩俯瞰して、所長の立場で考えてみましょう。
あなたが赴任してきて、所長はあなたの事を怪しんでみています。
コイツは働くのか…?使えるのか…?
いや…新人と同等に扱われるかもしれません。
そんなことはない!と思う人もいるかもしれませんが、少なくとも信頼はゼロです。
一方、凄いMRには信頼しています。
ここであなたと凄いMRがウマく相乗効果を出して仕事をしてくれればあなたの評価はうなぎ上りです。
こんなメリットも実はありますので、凄いMRを見つけた時はチャンスと思いましょう!
今日も最後までありがとうございました。